楽韓Web : 10階建て以下の建物にはスプリンクラーの設置義務なし → マンション火災で多数の死者発生
議政府のマンション火災、スプリンクラー設置されておらず(中央日報)
年明け早々から大型火災が発生した。週末を迎えて自宅で休んでいた住民の被害が大きかった。火事が起きた建物は消防法上のスプリンクラー義務設置対象ではなかったことがわかり、これが被害を拡大したものとみられる。
10日午前9時27分ごろ、京畿道議政府市(キョンギド・ウィジョンブシ)の住居用オフィステルで火災が発生し、4人が死亡、99人が負傷した。負傷者は近くの病院に緊急搬送され治療を受けているが7人は重態だ。(中略)
火災が起きた建物にはスプリンクラーが設置されておらず被害を拡大した。議政府市関係者は、「該当のオフィステルは消防法上の消防設備義務化対象ではなかった」と話した。現行の消防法施行令は11階建て以上の建物にスプリンクラーの設置を義務化している。
(引用ここまで)
「議政府」というのは地名です。同名の地下鉄駅もあったかな。
ここでマンション火災があって、何人かが死亡した……と。
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上記の記事は韓国の例ですけど、コスト削減のみを主眼にすれば安全係数を削らなければならないのは日本でも同じです。そこで自分が想起したのが、この間訪れたコストコです。
自分が行ったコストコは店舗の上が駐車場になっている形のところなのですが、屋上駐車場に敷き詰められたコンクリートがベコベコに波打つように変形していて、「これ本当に大丈夫なのか?」と心配になった覚えがあります。
そこでグーグル先生に聞いてみたところ、コストコの多摩堺店で、東日本大震災の余波を受けて崩落事故があり、死者まで発生している事がわかりました。自分が訪れたのは東京から群馬に行く途中の時だったので埼玉県内のコストコでしたが、コストコ全体が同様の基準で作られているとしたら、いずれまた崩落事故が起こるのではと考えられます。
施工しているのが日本の企業だとしても、コストを限られれば本来かけていた安全係数を削らなければならない事は韓国の状況と変わらないかと思います。より大きな事故が起こる前に、手を打てればよいのですが・・・
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