中小企業のチカラを引き出すクラウド:巨大企業にIT活用で立ち向かう、社員50人の映像配信プロフェッショナル集団 – ITmedia エンタープライズ
東京・八丁堀に本社を構えるネクシオン株式会社は、テレビ局などに映像伝送を行う映像伝送事業者だ。扱うサービスは、スポーツ中継、コンサート中継、さらには宇宙ステーションからの生中継など「ライブ中継」全般。従業員数は約50人と小規模ながら、映像伝送業界では大手通信キャリアと競合しつつも多くの顧客から信頼を得ているという。
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兵法において重要な考え方の一つに「遊兵を作らない」という事が挙げられます。
これは簡単に言うと組織を効率よく動かし、何もやってない人員ややらなくても良いことをやっている人員をなくすという事ですが、その事を達成するために重要になってくるのが、効率の良い情報伝達・指揮命令系統の構築となります。
引用で紹介している企業は、インターネット上のクラウドサービスを活用することで、その条件をクリアしているようです。特に役立ったと話されているのがビデオ会議だという事で、これはコミュニケーションというものの仕組みを考えればうなづける情報です。
ある説によると、コミュニケーションという行動に占める“言葉(文章)”の働きの割合は30%程度にしかならないそうです。では残りの70%は何が当たるのかというと、表情や身振り手振り、声の抑揚などの非言語的コミュニケーション技術が、その役割を担います。逆に言うと電子メールなど文章だけのコミュニケーションでは、伝えたいと思う事の70%が伝わっていないとも言え、それらの70%も伝わるであろうビデオ会議を活用したとたん、うまく歯車が動き出したというのは、非常に納得できる事態なわけです。
しかしながら、この情報は企業にとっては朗報でも、労働者という立場にとっては冷や汗ものの内容でしょう。数百人・数千人の大企業に50人程度の企業でも匹敵できてしまうという事は、その数百人・数千人は本来無駄な人員という事にもなりかねません。雇用が減れば減るほど不利になる労働者にとっては恐ろしい情報となっています。
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