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大阪府

[大阪市中央区]大阪国際音楽フェスティバル赤字補填の顛末

 


 

【大阪】民間出身の大阪観光局長が退任へ……韓流イベントで大赤字 – 政経ch

毎日新聞
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大阪観光局が昨年4月に開催した大阪国際音楽フェスティバル(インターナショナルジャズデイ)で約9400万円の赤字を出した問題で、大阪府は加納国雄局長(70)を、任期切れとなる3月末以降、再任させない方針を固めた。加納局長は来年度も事業継続の意思を示していたが、府内部には責任の所在を明確にすべきだとの声が強く、事実上の更迭となる。官民一体で観光客を誘致するため府、大阪市、関西経済界が共同出資して設立し、民間から観光の専門家をトップに起用したが、組織統治の面で課題を露呈した形だ。

府は7日、続投させない方針を関係者に伝えた。今後、市、経済界と協議して後任の人選を進める。加納氏は8日、毎日新聞の取材に対し、「任期を全うしたい」とコメントした。

関係者によると加納氏は赤字見通しが判明した昨年6月の実行委員会の会議でも、「大阪の知名度は向上、成果が上がった。事業を継続したい」と主張。府を通じて文化庁に提出した事業計画書では2015年度も「ジャズデイのアジア版を開催し、アジアの実力派アーティスト数人を招待する」としていた。しかし観光局は昨年末、計画打ち切りを府や文化庁に伝えた。

観光局は松井一郎知事、橋下徹大阪市長、関西経済3団体のトップが合意して13年4月に設立。米銀行駐日代表や香港政府観光局日本・韓国地区局長などを歴任した加納氏が初代局長に就いた。局長の任期は1年ごとの更新で、加納氏は2年目。【以下略】
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http://mainichi.jp/select/news/20150109k0000m040148000c.html

読売新聞から補完
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昨年4月に大阪市内で開いた「大阪国際音楽フェスティバル」では、韓国の旅客船沈没事故の影響で人気韓国人歌手のライブが中止になるなどして約9400万円の赤字が発生。保険などの対策を取っておらず、加納氏がうち約2700万円を個人で負担した。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/20150109-OYT1T50109.html


********** 引用ここまで **********

 

というか、これ財源が文化庁補助金、つまり税金から2億4千2百万円ぐらいを投入しているわけでしょ。(大阪府HP:大阪国際音楽フェスティバル事業負担金より) 文化庁が一度出した補助金を返せとは言わないでしょうし、それで9千4百万円赤字という事は、総支出が3億3千4百万円ぐらいの計算ですかね。

出演者が、防弾少年団(韓国)、超新星(韓国)、盧 廣仲(台湾)、一青 窈(日本:台湾ハーフ)で、日本で人が呼べるように思えない面子。元々お金を回収できる状況じゃないでしょ。
韓国の面子は韓国政府からも補助金が出るのでしょうから、金もそれ程使わなくても出演させられそう。
会場が大阪城西の丸庭園 特設ステージという事で、会場設営には多少はお金を使うだろうけど、大阪市管理の場所だから、地代は金がかからない。

ぶっちゃけ3億3千4百万円どころか実質は1億円使わなくても開催できそうに思えます。2億円ぐらいは色々な所に無駄に消えてそうですねえ。2700万円損失補填なんて大して痛くないだろうなあという内情を普通に想像できますよ。

 

自分自身はやりたいとは思わないですけど、国や地方行政からお金をもらって適当にばら撒けばいい天下りポストとかって、本当ウハウハなんでしょうねえ。

 

 

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[大阪府門真市]進むべき道を見失った製造業メーカーの迷走

 


掃除機でスマホを充電? パナソニックから“ハイブリッド電源”掃除機が登場 – ITmedia LifeStyle

独自の「パワープレスサイクロン」構造を採用したキャニスター式掃除機。注目の充電池は、電動工具用電池の“パワー”と、電動自転車用電池の“持続力”の開発技術を応用したという新開発の「ハイパワーリチウムイオン電池」。業界最高となる電圧50.4ボルトを実現し、コードレス使用時でも強いパワーと持続力を両立するとしている。充電する際は、本体ごと付属の充電台にのせるか、電池を取り出して充電する「2WAY充電方式」だ。

またHC-HS700Gには、非常時に充電池を家庭用蓄電池として使うためのUSB給電ポートを装備。電池容量は約10万mWhで、パナソニック製のスマートフォン「P-03E」の場合、通算約60時間の通話ができる容量となる。


********** 引用ここまで **********

 

前述の掃除機にUSB充電は、付けられるから付けた程度なのでしょうけど、なんだか最近は日本企業の迷走が目立つ気がします。

掃除機ではないのですが、 自分は「縦型洗濯機+ドラム式乾燥機」が故障したために日立のドラム式洗濯乾燥機をしばらく前に買い替え購入しました。

購入前は洗濯機から乾燥機に移す手間が省ける分、楽になると思っていのですが、実際には非常に手間がかかって仕方が無いというのを強く感じる状況です。

 

なぜ、手間がかかると感じるのかというと、之までは縦型洗濯機は完全なメンテナンスフリー状態であり、ドラム式乾燥機も3~5回に一度乾燥フィルターを掃除するだけで済んでいました。要するに「洗濯をする」という行為以外のメンテナンス行為の負担はほとんど感じられないほどだったのです。

しかし、新しいドラム式洗濯乾燥機になったとたん、「洗濯をする」という行為以外に「毎回洗濯時にでるゴミを回収する糸くずフィルターを掃除する」「毎回乾燥フィルターを掃除する」「2~3回の洗濯毎に数時間かかる漕内洗浄動作を行う」などを行わなければならないようになってしまっています。

本来、洗濯機は洗濯の手間を減らすための機械なのに、従来の洗濯機や乾燥機より手間を増やしてしまったら本末転倒というものです。「これを開発したのは誰だー!」と叫びたくなる状況です。しかもエコなどを売り文句にしているのに、使用水量を増やす「念入り洗濯」を指定せずに「普通洗濯」を行うと漕内ゴミがうまく流れずエラーを起こし洗濯をやり直さなければならないオマケ付だったりします。

 

最近の日本の製造業メーカーは「エコ」だの「イオン機能」だの、売り文句ばかりにこだわり、本来の「その機械は何のためにあるのか」という部分を見失って迷走しているように思えます。このままいくと、コスト削減で無駄な機能を省き、だからこそ本来の機能にかかるコストを集中した中国企業あたりに駆逐されてしまう可能性さえありそうです。(その企業はそんな意図がなくてもね)

日本経済復権のためにも、まともな頭をもった開発者・開発企業の存在を期待したいものです。

 

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[大阪府泉佐野市]日本食の革命がくるか?

 

世界初! 「豆乳クリーム」が和食革命を起こす!? – トレンド – 日経トレンディネット

不二製油(大阪府泉佐野市)は2013年4月12日、新技術「USS製法」(ウルトラ・ソイ・セパレーション)による世界初の「豆乳クリーム」を発表した。

これまでの豆乳の製造工程では加水した大豆を砕き、「豆乳」と「おから」に分離させていた。しかし新開発のUSS製法では、牛乳を生クリームと脱脂乳に分離する遠心分離と似た方法のため、豆乳をさらに「豆乳クリーム」「低脂肪豆乳」「おから」に分離できる。

(中略)

料理研究家の松村佳子氏は「豆乳クリームと低脂肪豆乳はかなりの範囲の料理で卵黄と卵白におきかえ可能」と解説。例えばマヨネーズを作る際にも卵が不要なうえ、オイルを使用しなくてもできるので、キレのいいマヨネーズになる。少し酸を加えることでしっかりした気泡が作られるので、ケーキやオムレツなども作れるという。また和風だしとの相性がよく、和風料理のうまみを広げるのに役立つ。「豆乳クリームはコクのあるさわやかさも特徴なので、特に和スイーツの新しい世界が始まるのでは」(松村氏)。

********** 引用ここまで **********

 

大豆製品は畑の肉とも言われ、動物の肉を食べない人や食べたくても動物性食品が生産できない地域にとっては、貴重なタンパク質摂取源であります。その大豆を使って多くの食材と親和性が高い卵黄・卵白と代替え可能な製品を作れるというのは、非常に大きな食品の変革がくる可能性があるのではないでしょうか?

自分は時期がいつになるかはともかく、宇宙進出というものは、人類の繁栄にとって避ける事ができない必然的な選択肢だと思っている人間ですが、このニュースを聞いて、かつてSFで書かれたような、総合的な栄養がある合成食品「基本食(ベーシック)」などという存在を連想しました。

飛躍した夢は置いておいても、既にヘルシーというイメージが強い日本食なのに、素材的にはヘルシーなイメージのままで肉料理に勝るコクのある味わいを日本料理に与える事ができるというのは、海外展開においては非常に強力な武器になります。今後の発展に期待が持てるニュースです。

 

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