理学療法士だけど質問ある?
43 名も無き被検体774号+ :2013/10/17(木) 20:44:46.44 ID:uX3U8+5H0
就職難になってくるって本当? 人が溢れすぎて
51 ◆lSmFu0zOT2 :2013/10/17(木) 20:56:16.02 ID:GSJQhR+c0
でも患者さんでリハビリを求めている人が多いのは事実だし、これから団塊の方たちが高齢者になってくるので必要だとは思うんですけどね。。 世間では理学療法士っていう仕事自体を知らない人が多いからあまり議論にも出ない事が自分の中で問題だと思っています。 今回スレ立てたのも世間的にこの仕事を知ってもらい、もっともっと医療について議論してもらいたかったからってのも理由の一つです。
あとリハビリ職種は狭い世界だけでわちゃわちゃやる傾向があるから もっともっと社会に目を向けてほしいなー。
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この理学療法士が質問を受け付けるスレでは、理学療法士の就職先が減り求人募集が先細る予想が挙げられています。しかし、自分が考えるに現状の理学療法士は、その才能を十分に生かせる社会環境が整っていないようにも思えるのです。
スレでも述べているように回復の為のリハビリが今後も必要なのは事実ですが、病院に勤めている時の経験によると、病気や事故以前に現在の高齢者は足腰が弱りすぎの人が多いのが、非常に目立つように思います。
本来、人間の身体能力は現在の生活状況がうまく送れるように最適化されていくものです。例えば単純化して説明しますと、現在の生活に必要な運動能力を100とすると、最大100の運動能力が発揮できるように人間の身体能力は向上、あるいは減退していきます。しかし、よく考えてみればわかるのですが、100の運動能力が必要な生活を送るのに最大100の運動能力しか持たない人間では余裕をもって対応できないものです。
自動車を例にすればわかりやすいでしょうか?自動車では時速100キロメートルを最大速度としていても、実際には時速140から160キロメートルぐらいまでメーターが設定されており、時速100キロメートルを超える速度を出すことができます。そうしないと余裕のある運転は出来ません。人間の生活も同じようなものす。そして最大の運動能力が100では、実際の生活で常用できる力は60から80程度となってしまいます。60から80の運動量の生活を送っていれば、人間の身体能力はそれに合わせて60から80に落ちて・・・という感じで悪循環を形成する事になるでしょう。
もちろん、さまざまなバリエーションの運動能力が必要となるような生活を送っていれば、そこまで運動能力が落ちるとは思えませんが、特に会社勤めを辞める年齢になると、この傾向は顕著に出てくるのです。
衰えて歩けなくならないためには、そうなってからリハビリをするのではなく、そうならないような生活習慣をあらかじめ確立しておく必要があります。その為にもっとも活躍できるのが理学療法士なのではないかと思っています。
現在、経済回復の旗柱のもとに、さまざまな施策が行われ、あるいはこれから行われようとしていますが、理学療法士の雇用・就職先を更に拡大する為には、この国民の為の健康維持の必要性という観点から社会的な動きを起こして見るのも一つの道なのではないでしょうか?
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