学生バイト「居酒屋16時間働かされるの嫌だお…でも俺が辞めたら店回らないお…」 – 政経ch
名古屋市の中京大学の大内裕和教授が学生300人に実施したアンケートでは、「16時間働かされる」や「休むと罰金を要求される」など問題を訴える声が全体の6割に達しました。
ところが、その一方で「周囲もそれが当然と捉えている」や「なかなか断れない」などの回答もあり、学生たちがアルバイトであるにもかかわらず、仕事をやめられないと考えていることが浮かび上がってきたのです。取材を進めるなかで見えてきたのは、アルバイトが正社員並みの「責任」を負わされている姿でした。
生活費のために小売店でアルバイトを続けてきた平田さんも、その1人です。平田さんによると、正社員は店長の1人だけです。日ごとに責任が重くなり、平田さんはやめようかと考えたこともあったそうです。しかし、ほかの学生アルバイトにしわ寄せがいってしまうと考え、とどまったのです。
平田さんは、「自分がやらなければお店が回らなくなるし、そうなって困るのは結局、現場にいるほかのスタッフ。ほかのスタッフが困るのに見捨てることはできない。だから、やるしかなかった」と語ります。
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病院などの特殊な業界を除き、通常のお店は働く人がいなければ店を閉めれば良いだけの話なので、少なくともアルバイトレベルで働いている人がお店の運営の事まで気にする必要はありません。特にコンビニや牛丼屋などは24時間営業を止めれば良いだけの話です。
働いていると、「現在やっている業務を神から預かった戒律か何かのように守らねばならない」的に遵守しようとする社畜群が日本には多すぎるような気がします。中には現実にそぐわないと解っているにも関わらず、昨日やったことを今日も繰り返す人がいるのです。
もちろん、「周囲の状況を図りながら協力し合うチームワークは、あらゆる意味で害になる」といっているわけではありませんが、現状の日本の職場状況を見ると、過剰すぎてむしろ社会的な毒となっているようにも感じます。
現場のリーダーや社長が、この辺りはうまく調整を付けるべきなのですが、日本は公教育でうまくリーダー教育ができる環境がありません。むしろ突出者、つまりリーダーシップを発揮する人間はスポイルされる仕組みがあるようにも感じます。アルバイトの業務時間的な問題だけなら表面的には法規制で対応も出来るでしょうが、抜本的に社会的な改善を目指すなら、教育から変えていく必要がある事案なのでしょうね。
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