沖縄県 ハワイに幹部を派遣へ NHKニュース
在日アメリカ軍の再編計画を巡ってアメリカのハワイ州の知事が「沖縄の海兵隊とその家族の大部分をハワイに移すべきだ」と提案したことについて、沖縄県は、直接内容を確認し、情報収集するため、来週、ハワイに幹部を派遣する方針を決めました。
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沖縄県がかつての大戦でアメリカ軍と日本軍の陸上における直接衝突地となり、大きな戦争被害を被ったという悲惨な歴史は、忘れられるべきではないとは思います。その為に「かつての悲惨な歴史を繰り返さない」と意気込むのも、当たり前の行為とも言えます。
しかしながら、「悲惨な歴史を繰り返さない」という目的を、どこかにうっちゃってしまい「アメリカ軍を追い出す」事が目的化している現状は、違和感を覚えざるをえません。
駐屯してたアメリカ軍を追い出すのに、かつて成功したのがフィリピンでした。もし、アメリカ軍を追い出したいのでしたら、むしろフィリピンに人を派遣して、その手法を学ぶべきでしょう。
しかしながら、現在沖縄からアメリカ軍を追い出そうとしている人たちはフィリピンに学ぶことはないでしょう。なぜならフィリピンの手法を学ぼうとしたら、必然的にフィリピンからアメリカ軍がいなくなったとたん、中国による侵略行為が起こったという事実を学ぶ事になるからです。
よほど国家レベルの軍需企業などに口を出せるような巨大資本ならともかく、個人レベル・小規模レベルのビジネスにおいては、ある程度市場が安定していないと、起業はなかなか難しいものです。手段を目的と取り違えアメリカ軍を追い出して中国の侵略を招き、逆にもともとの目的である「悲惨な歴史を繰り返さない」という内容を脅かす行為は慎んでもらいたいものですね。