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三重県

[三重県伊勢市]「神」というブランドを育てる試み

 


「神」の表記は「Godでなくkami」 伊勢神宮、神道用語をローマ字に改めた (1/2) : J-CASTニュース

三重県の伊勢神宮が、「神」「祭り」「神社」といった語句について、該当する英単語を当てるのではなくそのまま「kami」「matsuri」などとアルファベット表記に変え、外国人に広く浸透させる試みを始めた。

神道について、基本的な用語を英語で解説した冊子を作成。「kami」が国際的にも「神」として理解が広まるだろうか。


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日本の建国神話から始まって、日本にある物語はとにかく神様由来や神様が絡んでくる話が多いです。今風の漫画などを見ても、何気に神様が色々な所に登場してきたりして、ある意味、日本は本当に神の国ともいえるのではないかと思います。

不敬な言い方になりますが、日本における神様は文字通り「売るほど存在している」わけで、ブランド的なビジネスでこれを活用しない手はないでしょう。もっとも新しい概念は普及させるのにそれなりにコストがかかりますが、紹介している記事のような形で、他の所で普及のコストを分担してくれるのであれば、それに乗るのは、一から始めるよりは容易と言えます。

ビジネスを始めるにあたって、他の企業にはない独自性を持つというのは大きなアドバンテージになります。他の国にはない気軽な神様利用を考えてみるのも面白いかもしれません。

 

 

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[三重県津市と伊賀市]堕ちた風車と自然エネルギー

 

自然エネルギー:落下した風車は直径83メートル、運転開始からわずか2年 – スマートジャパン

事故が起きたのは、三重県の青山高原にある「ウインドパーク笠取」。この一帯は風力発電設備が集積していることで有名な場所だ(図1)。その中でもウインドパーク笠取は最大の規模で、出力2MW(メガワット)の大型風車が19基稼働していた。設備を運営しているのは中部電力グループのシーテック(本社:名古屋市)である。

同社によると、破損したのは最も東側にある19号機だった(図2)。この発電設備は2010年12月から稼働を開始して、まだ2年4か月しか経過していない。メーカーは日本製鋼所で、風車の直径は83メートル、風車を支えるタワーの高さは65メートルある。

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メガソーラー発電や大規模風力発電が各地で展開しています。良いニュースに見えますが、実の所将来の負債になるのではないかと大きく心配しています。火力発電や原子力発電なら集中して運用した方が効率も安全管理面でも有利かもしれませんが、太陽光や太陽熱、風力発電などでは集中管理してもリターンである発電量が桁違いに低い為、むしろコストの高さが際立ちます。

しかも、基本的に野ざらしになる為、今回のような故障や事故は今後も頻発する形になり、その分のコストも無視できない負担となるでしょう。 特に現在は超高額で電力を全量買い取りという形で乱立していますので、更にリスクが高まっている可能性もあります。

もしかして使っていれば自動的に技術革新すると勘違いしている人もいそうですが、現在は技術革新より、どこも量産に力を入れている所がほとんどでしょう。質が従来通りでも作れば儲かるのであれば技術開発する必要もないですしね。

本来、太陽光や風力あるいはミニ水力などの自然エネルギーを使った発電システムは、どこでも誰でも危険なく発電できるという利点から、大規模集中運用ではなく、各家庭毎に分散し外部から無給電でも家庭の電気を賄える的なシステム構築をすべきだと思います。ただ太陽光で言うと現在の1か月の発電量は一般的な家庭で理想的な状態でも150kwh前後程度、そして平均的な消費電力が300kwh前後ですから、まだまだ発電量が足りないのが現状です。

正常な進化としては発電量を倍加し、省エネ家電普及で消費電力を更に低下、各家電をネットワーク連携させ一度に大容量電力消費をしないようコントロールするシステムを構築(特に電力を使うのが調理・お風呂・洗濯乾燥・冷暖房空調などですから、できるだけ重ならないようにコントロール)、前記連携の為の予約調理可能な食品開発やアイロンがけしたレベルでしわ取り可能な洗濯乾燥機などを開発、自然状況が不安定でも安定電力供給の為、高効率蓄電池の開発も必要です。

しかし、現状では発電システムを火力発電や原子力発電の延長で考え、しかも低性能でも作りさえすればお金が儲かる制度を政治的に導入してしまっている為、今後開発が進むとしても、かなり遅れる事になるのではないかと思われます。目先の金だけに踊らされず、将来の事を見据える企業が少しでもあれば良いのですが、さて現状の日本でどれだけの企業が冷静さを保っているでしょうか? そんな企業が少しはあるという事を期待したいところです。

 

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[三重県]旅館・ホテル向けのセミナー考

 

リョケン、6、7月に「魅力的な宿づくり」セミナー 観光経済新聞社

コンサルタントのリョケンは6、7月、旅館・ホテル経営者、幹部社員ら対象の特別セミナーを開く。

(中略)

6月11、12日は三重県鳥羽本浦温泉・サン浦島悠季の里で実施。三重県を中心に5軒の宿を展開する同館の吉川勝也社長らが「新鮮な驚きを提供し続ける〜ISO9001の実践」をテーマに講演。リョケン研究員が「接客の心に火をつける」「理念共有で組織活性化」など四つの「魅力的な宿づくり」の方策を伝授する。

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拝見した記事内容とはほとんど関係ないのですが一般的なホテル・旅館業界の事について考えてみたので、すこし書いておきます。

 

一般的な庶民目線から考えると、人生において旅行というものは基本的にまれな行事であると思います。旅行が仕事の一部という特殊な事情の人を除き、平均的な収入レベルの人にとっては旅行は定期的に行うモノではないわけです。

特にいわゆる中流家庭というものが減少し、貧富の拡大が言われている現代ではなおさらでしょう。

 

一部の高額所得者がメインのターゲットである超高級志向のホテル・旅館なら、サービスの充実によるリピーター獲得戦略は間違ってはいないかもしれませんが、それ以外のホテル・旅館のターゲットはなけなしの金を使って極々まれに旅行をする一般庶民となります。

そのような旅行が非日常の最もたるものという人たちの場合は、同じ宿をリピート使用したり同じ旅行先を選ぶより、できるだけ色々な場所に行ってみたいと思うものではないでしょうか?

 

それを踏まえて考えると、サービスを充実しリピーターを増やすという戦略だけ(もちろんこれも最低ラインとして必要ではありますが)では、先細りしかけているホテル・旅館業界で生き残りを図るのは難しいのではないかと思います。

業界内で生き残りを図る一般レベルのホテル・旅館経営にとって、まず必要なのは「一回体験してみれば良さがわかる」というサービスの充実ではなく、「体験しなくても聞いただけで良さが分かる」というアピールポイントの発掘になるでしょう。

 

「なぜ他にもホテル・旅館がある中で、あなたのホテル(あるいは旅館)を利用しようと思わなくてはならないのか?」

この問いに対する明確な答えが必要だろうと思うのです。

 

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