小泉元首相の脱原発発言、愛媛県知事「現実性ない」 :日本経済新聞
愛媛県の中村時広知事は14日の記者会見で、小泉純一郎元首相が脱原発を訴えていることについて、「言うのはたやすいが具体的な政策提示が成り立っていないと現実性がない」と批判した。ただ、小泉元首相が日本で最終処分場を見つけるのは困難と指摘していることについては「共感できる」とし、国会での議論の加速を求めた。
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現在、人類が利用する大部分のエネルギーは、その始原として太陽が由来となっています。火力発電や自動車などに使われる石油は太陽光線のエネルギーを植物が捉え、堆積し変化したなれの果てですし、水力発電も太陽光線による蒸発などが元になっています。
原子力以外で直接太陽には関係がなくそれなりに大きめのエネルギー源としては地熱利用や潮の満ち引きを利用した潮力発電などがありますが、これらは地球を離れては利用できないエネルギー源です。
自分は人類というか生物種というものが基本的に果たしていかなければならない責務は、種を存続させる事、そしてその可能性を出来るだけ広げる為に生存圏を可能な限り広げる事だと考えています。そして上記エネルギー源の問題を考慮した場合、いずれ生存圏を拡大し地球や太陽からも卒業するであろう人類の為には原子力の利用は避けて通れない道筋だと判断しています。
その考えからすると「原発ゼロ、脱原発宣言」というのは、「いずれ人類に終止符を打つことを今決定しましょう宣言」にも思えるのです。
安全管理の問題や核廃棄物処理など現実の問題があるのは理解しますが、自分としては今後来るべき宇宙開発時代でイニシアチブをとるなどの事情も勘案して、原子力利用廃絶につながるような判断がされないことを願っています。