起業家や就職活動の為のビジネス的日本案内『ジャパンガイド・ドット・ビジネス』

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一般

[病院求人関連]医療のビックデータで誤解される医師の技量

 


「優秀」な医療機関はごく一部、医療のビッグデータが示す現実とは:JBpress(日本ビジネスプレス)

あまり知られていませんが、日本では2011年より「National clinical data base(NCD)」として、年間120万件にも及ぶ全国の医療機関で行われた手術のデータが蓄積されています。

実に外科で行われている全身麻酔手術の90%以上が登録されており、これにより全国の施設別、医師別の手術成績を比較することが可能です。

網羅性の高さと症例数の多さから、多彩な成果を生み出しうる世界的にも注目を集める「日本医療のビッグデータ」と言ってよいでしょう。


 

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この「手術成績」と呼ばれるものは、実のところ各病院の「手術の腕」だけを評価するものではないというのに気付かないとデータを見ても混乱するだけだと思います。

例えば自動車事故で頭を打って頭蓋内出血を起こした場合などは、それぞれの病院に勤める医師の腕よりも、病院まで搬送される時間の長短の方が大きく術後の状態を左右するでしょうす。5分で手術が始められるのと病院につくのに30分かかるのでは、どう考えても前者の方が予後が良くなる可能性は高いのです。こうなってしまうと医者の腕は、ほぼ関係なくなります。

この世には「客観的なデータ」などというモノは存在しません。どんなデータにも必ず色付けや方向性、情報取得範囲による偏向性などがあり、そこには主観的な意図が必ず含まれてきます。

ビジネスの現場でも、様々なデータを活用しますが、その事を理解していないと、目の前の落とし穴にずっぽりとはまるような事態が巻き起こすことになるでしょう。

 

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[就職・転職]ブラック企業とブラック労働組合に引っかかる人達

 


ブラック企業に対抗…労組結成のノウハウ伝授 : ニュース : ジョブサーチ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

若者に過重労働を強い、使い捨てにする「ブラック企業」に対抗するため、職場での労働組合の結成を呼びかけようと、全国一般兵庫地方労働組合(神戸市兵庫区)は21日、兵庫県私学会館(中央区)で、職場における労組結成のノウハウを伝授する実践講座を初めて開催する。

同労組は、県内の中小企業の30職場の労働組合員ら約700人で組織する。近年、組合には、「通告なく賃金をカットされた」「サービス残業を強要されている」「上司から執拗(しつよう)なパワハラを受けている」などブラック企業の被害とみられる相談・・・


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ブラック企業に対して唯一取りうる手は、「そんな場所では働かない事」だけです。働くこと自体「貴方の会社のやり方を正しいと思っています」という信任投票になりかねない行為ですから、労働組合などという茶番で遊ぶ暇があったら、とっとと辞めるべきだと思います。

基本的に会社で働くという行為は、会社のオーナーを儲けさせ楽をさせる為の行為あって、労働者が儲かったり楽をしたり等と言う事にはつながらない行為です。資本主義社会において、儲かったり楽をしたかったりする為には、自分で会社を経営するなど、資本家として行動しなければならないのが普通です。労働組合を作ったところで、労働組合を経営する労働貴族は楽になったり儲かったりはするでしょうが、労働者が楽になったり儲かったりする事はないのです。

そして、ブラック企業の代表格となったワタミなどを見てもわかる通り、そもそもあの手の会社の経営者が自分の行いを反省し改める等という事はありません。無駄な事はやらず、ブラック企業である事がわかり、自分の体を損なうだけだと判明したらすぐに辞める。正しい道はそれだけだと思います。

 

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[就職・求人]就職面接の為のプロフィールの書き方

 


ビジネスで武器になる 目を引くプロフィールの作り方 : J-CASTモノウォッチ

仕事の呼び込めるビジネス・プロフィールとは一体どんなプロフィールなのでしょうか? 福田さんは3つ、特徴をあげています。


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プロフィールを公開するという事は、結局自分の為の広告をだすという事と同じですから、上手なプロフィールの公開の仕方は、うまい広告の出し方とかぶる内容となります。逆に言うと、プロフィールもまともにかけない広告屋には、広告を出しても無駄という事でしょうか。

広告業界に働く気が無くても、就職というものが自分という商品を売り込む活動だという事を考えると、広告というものはどういう風に書けば効果的なのかという基本的な知識は必須となります。下記のような本などを参考に少しぐらいは勉強してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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[IT求人情報]ノリノリIT導入計画の果てに

 


企業の9割強がITの運用コスト/維持費用の削減を課題に挙げる――ITR調査 – ITmedia エンタープライズ

同調査は、ITの運用コスト/維持コストに焦点を絞り、企業におけるコスト削減施策の実施状況とその削減効果の実態を探る目的で5月に実施した。これによると、コスト削減への関心度が一様に高く、93%がITの運用コスト/維持費用の削減は「喫緊の課題」(37%)あるいは「中長期的な課題」(56%)として捉えていることが明らかになった。


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本来、ビジネスを考えるのならば、「そのコストを支払う事で、どれだけの利益を得ることができるか?」という事は、必ず考えなければならない事です。さらに言うと「考える」だけでは十分ではなく、きちんと利益が出る未来図が経営者によって見えていなければなりません。

しかしながらブームに乗せられ、他人の言に乗せられという形で「ノリ」でIT関連技術を導入しているような所が多いような気がします。ブームが一段落して冷静さを取り戻せば、IT削減方向に舵を切る企業も増える事でしょう。

本当の価値を提供し企業の利益に貢献している一部のIT系企業はともかく、大部分のIT系企業やITでの求人情報を探しているIT系技術者にとっては、つらい状況になりそうです。

 

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[病院転職]看護師・介護職の地方と大都市圏の雇用力差

 


[データ] 求人数、転職希望者とも過去最多に、医療系に伸び – bizmash!:@nifty

転職支援サービス「DODA」に登録している転職希望者1人に対し、中途採用の求人が何件あるかを転職求人倍率として算出している。6月の同倍率は1.22倍で前月から低下した。4カ月連続で前月比減(グラフ参照)だが、これは市場の縮小を示すのではなく、1月から続く転職希望者増の影響だ。6月は求人数は前月比2.3%増だったものの、転職希望者数が同6.8%増とより大きな伸び幅だった。


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今現在、社会の高齢化がますます進み、医療や介護の需要は増加の一途をたどっていますが、医療や介護系の職場は基本的に保険点数という形でサービスや商品の値段が決まっているため、需要が高いから値段を挙げて更に儲けるというような事ができません。

別の見方をすると、サービスや商品の対価が決まってしまっている為、需要が高いから人手不足になり労働者の賃金を挙げて雇用を確保するというのも限界がある事になります。また、結局病院や介護施設の従業員の規模が大きいほど収益が増える構造になっていますから、あまり規模を拡大できない地方の病院・介護施設と首都圏や大都市圏の病院・介護施設で、その雇用力は大きな差となって表れる事になります。

仕組みとして決まってしまっている事で、なかなか個々の病院や介護施設の努力でどうこうなるものでもありませんが、政治の方では、どちらかというと地方に根を下ろす自民党が現在政権を取っていますので、何らかの地方対策を施すかもしれませんね。

 

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[起業・開業]起業家になれる人に必要なたった一つの条件

 


「起業家になれる人」に必要な3つの要件 « WIRED.jp

これまで弊社で40以上の起業家に投資してきて分かってきたことですが、成功する起業家には共通点があります。ひとつは、分析能力があること。起業するためには、市場分析や競合分析など、さまざまな側面からの分析が必要です。そしてもうひとつが、人を巻き込む力があることです。起業のためには、人の採用、投資家、パートナーなどさまざまな人を巻き込まなくてはいけません。この2つの要素がそろっていて、なおかつ正しいモチベーションを持っている人が、成功する起業家になれる。


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上記の記事のように「起業家になるには」的な内容は、さまざまな場所で見ますが、結論から言うと成功する起業家に必須なのは「金を儲ける為の行動が出来る事」です。成功しない起業家(?)、あるいは起業家にもなれない人は、分析だけして行動しなかったり、行動しても儲けにつながらないものだったりという事が大半です。

まずは行動をというのが大前提でしょうか。

 

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[化粧品業界]花王・カネボウの惨事と大企業の隠蔽体質

 


【画像あり】カネボウ美白化粧品事故が想像以上に酷い 花王グループ|保守速報

カネボウの美白化粧品を使い、肌がまだらに白くなるなどの症状を訴える人がいるとして、対象商品の自主回収を2日に決めていた。
このため、花王は上期の決算に前倒しで自主回収に関連する費用を計上した。


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これの問題は、使用者に被害を及ぼす化粧品があった事ではなく、この問題が最初に露見したのが2011年だったにも関わらず、自主回収が開始されたのが2013年7月に入ってからだという事でしょう。

自動車メーカーとかのリコールなどは欠陥が判明してから2年も経過してから開始なんて事をしたら、全世界からバッシングが起こってもおかしくない事態ですし、より人間の体に身近に使用する化粧品なんて、尚更すぐに対応しなければならないと思うのですが、どうやら化粧品業界ではおかしな論理が横行している様子です。

この手の「無責任体質」は企業が大きくなればなるほど、ひどくなる印象がありますが、別にきちんと対応する企業も存在するわけで、結局はその企業のトップの器量次第なのだと思います。つまり花王・カネボウという企業のトップは問題が発生しても2年たたないと動けないレベルの人間だという事ですかね。

こういう責任を取れない系の企業に限って、現場から情報が上がってなかったとか言い訳が出てきてトップの責任だけは回避しようとする場面もよく見ますが、結局それは、企業のトップとしてやるべき統制ができていないという事ですから、組織としては、より悪質かと思います。結局のところ、この手の企業はトップが責任を取る事はなく、下っ端を中間管理職や名目上の責任者に代わりに責任を取らせて抜本的な改革など望めないのでしょうが、どれだけ出世しても「いずれ切られるトカゲの尻尾候補」にしかなれない企業には、就職は見合わせたいものです。

 

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[建築業界求人]土木・建築業界に就職する人がいなくなった件

 


建築ちゃんねる : 【無職に朗報】土方の人手不足が深刻 住宅建築ラッシュなどで賃金を上げても全然足りない有様

建築工事の現場で緊張が走っている。作業員が全然足りないのだ。今夏は消費増税や住宅ローン金利上昇を控えた駆け込み工事に加えて、東北地方での東日本大震災の復興事業の急増が重なる。
人手不足から工事費は震災前の2倍に上昇。賃金を上げて少ない人材を奪い合う動きが加速している。ある意味、活況を呈しているのだが、関係者の表情は曇るばかり。「景気が良くても若者が集まらない」という建築業界の構造問題が浮き彫りになっている。


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土木業界・建築業界での人不足が深刻で求人をかけても人が集まらないとの事です。

なぜこうなるかは、これまでの日本の歴史的流れを考えてみれば当たり前とも考えられます。

 

Wikipediaなどによると、1955年ごろの大学進学率は7.9%程度で、1990年代で、やっと24.7%となりました。ところが2012年では50.8%と加速度的に増加しています。これはある意味非常に恐ろしい話です。

現代の軍隊では将軍や左官・尉官等士官の数が1だとすると、軍曹など下士官の数が4、一般兵士の数が10というのが普通の割合だそうです。大学を士官候補を育てる場と仮に考えると、現在の日本社会は士官が5で下士官&一般兵が5という割合で人材を育てている事になります。それを考えれば、土木業界や建築業界の現場で働く、いわば一般兵が集まらないのは当然の事です。

記事では建築業界の構造的問題と言っていますが、これは日本社会のそのもの、いや、大学教育が普及している先進国全体の構造的問題だといえるでしょう。

 

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[こんな会社は嫌!]絶対に失敗しない起業の方法

 


45歳起業家 過去に成功したためしなく親のカネをあてにする | エンタメ | マイナビニュース

うちの子は働く意思があるから「ひきこもり」とは違う──そう考える親は多いだろう。

しかし、働こうとする子供を手助けしたばかりに、より子供が親への依存を強めてしまうケースがある。

Aさん(72)の息子(45)はいわゆる起業家ではあるが、成功したためしが一度もない。深い知識があるわけでもないのに、パンケーキが持て囃されていればケーキ屋を、輸入雑貨の店が流行るとそれを真似た店を出したいと、Aさんの貯金を頼ってくる。


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結論から先にいうと「絶対に失敗しない起業の方法」等と言うものはありません。それは「絶対に失敗しない自動車運転の方法」を追い求めるようなもので、事故が起こる可能性をゼロにする事は不可能です。

では、起業はしない方がいいのかというと、別にそんな事はありません。事故の可能性があるから自動車は利用しない方がいいと言い出すのがナンセンスなのと同じで、要は出来る限り事故が発生しない方法を考え、かつ事故が発生しても、大きな損害を被らないようにすれば良いだけの話なのです。

ですが現実には、持っているお金を全部突っ込んで初めての起業するどころか家族・知人に借金までするという、自動車運転が初めてなのにフルアクセルで発進し、カーブになってもブレーキを踏まずに突っ走るような起業家は珍しくありません。むしろ事故が起こらない方がおかしいといえるでしょう。

始めてやることなら、事故が起こらないように慎重にゆっくりと、場合によっては出発する前にシミュレーターで練習する。そして万が一事故が起こっても大きな被害がない速度で出発し、安全が確認できてから速度を上げる。そういう普通の事をするだけで、失敗の確率をかなり減らすことができるのです。

 

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[ビジネスアイディア]業務内で無駄を省く・社会の無駄を省く

 


今日のビジネスを形作った50のアイデアとは?:日経ビジネスオンライン

トラックから個々に降ろされ、台車で船着き場へ運ばれる綿花。さらに、別のカゴに入れて、高所から吊り下げて、船へ。マクリーンは、これを見て、「壮大な無駄だ。トラックの後ろ半分を切り取って、そのまま船に乗せればいいのに」と考え、それが実に19年後に、コンテナによる船での輸送という形で、実現したのだそう。


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日本の企業の中で業務の効率化という事を上げると、特にトヨタの「Kaizen」が著名でしょう。トヨタの製造技術はTPS(トヨタ・プロダクション・システム)とも言われ、様々な製造現場の手本となるほど、世界に影響を与えているようです。

ただ、現在日本の雇用人口の6割は製造業ではなく、サービス業など第三次産業にかかわっているようで、それをそのまま使うのは難しいでしょう。

 

しかし、それでも応用は出来るでしょう。一般的な日本人的価値観では「100里を行くものは90をもって半ばとする」という感じで完璧に近いと思っても気を抜くことなく、改善を続け100%を超えて極めても「まだまだ未熟」と言わんばかりに研鑽を続けるのをよしとする傾向があります。その為、良い意味でのガラパゴス化ともいえる状況が起こり、製造業だけではなくサービス業においても世界水準をはるかに超えるサービスを築き上げている事も珍しくありません。

サービス業の良し悪しや売れる売れないは、ほんのちょっとの差で大きく変わることがあります。継続した「Kaizen」視点で、少しの無駄を削除するだけで、大きく化けるサービス業分野はまだまだ沢山あります。「ちょっとここはこうなっている方が便利だよね」「ここはこう変えた方が効率的だよね」をビジネスとして実現していく。案外それだけでも起業するのは可能かもしれません。

 

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