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[化粧品業界]花王・カネボウの惨事と大企業の隠蔽体質

[化粧品業界]花王・カネボウの惨事と大企業の隠蔽体質

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【画像あり】カネボウ美白化粧品事故が想像以上に酷い 花王グループ|保守速報

カネボウの美白化粧品を使い、肌がまだらに白くなるなどの症状を訴える人がいるとして、対象商品の自主回収を2日に決めていた。
このため、花王は上期の決算に前倒しで自主回収に関連する費用を計上した。


********** 引用ここまで **********

 

これの問題は、使用者に被害を及ぼす化粧品があった事ではなく、この問題が最初に露見したのが2011年だったにも関わらず、自主回収が開始されたのが2013年7月に入ってからだという事でしょう。

自動車メーカーとかのリコールなどは欠陥が判明してから2年も経過してから開始なんて事をしたら、全世界からバッシングが起こってもおかしくない事態ですし、より人間の体に身近に使用する化粧品なんて、尚更すぐに対応しなければならないと思うのですが、どうやら化粧品業界ではおかしな論理が横行している様子です。

この手の「無責任体質」は企業が大きくなればなるほど、ひどくなる印象がありますが、別にきちんと対応する企業も存在するわけで、結局はその企業のトップの器量次第なのだと思います。つまり花王・カネボウという企業のトップは問題が発生しても2年たたないと動けないレベルの人間だという事ですかね。

こういう責任を取れない系の企業に限って、現場から情報が上がってなかったとか言い訳が出てきてトップの責任だけは回避しようとする場面もよく見ますが、結局それは、企業のトップとしてやるべき統制ができていないという事ですから、組織としては、より悪質かと思います。結局のところ、この手の企業はトップが責任を取る事はなく、下っ端を中間管理職や名目上の責任者に代わりに責任を取らせて抜本的な改革など望めないのでしょうが、どれだけ出世しても「いずれ切られるトカゲの尻尾候補」にしかなれない企業には、就職は見合わせたいものです。

 

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