今日のビジネスを形作った50のアイデアとは?:日経ビジネスオンライン
トラックから個々に降ろされ、台車で船着き場へ運ばれる綿花。さらに、別のカゴに入れて、高所から吊り下げて、船へ。マクリーンは、これを見て、「壮大な無駄だ。トラックの後ろ半分を切り取って、そのまま船に乗せればいいのに」と考え、それが実に19年後に、コンテナによる船での輸送という形で、実現したのだそう。
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日本の企業の中で業務の効率化という事を上げると、特にトヨタの「Kaizen」が著名でしょう。トヨタの製造技術はTPS(トヨタ・プロダクション・システム)とも言われ、様々な製造現場の手本となるほど、世界に影響を与えているようです。
ただ、現在日本の雇用人口の6割は製造業ではなく、サービス業など第三次産業にかかわっているようで、それをそのまま使うのは難しいでしょう。
しかし、それでも応用は出来るでしょう。一般的な日本人的価値観では「100里を行くものは90をもって半ばとする」という感じで完璧に近いと思っても気を抜くことなく、改善を続け100%を超えて極めても「まだまだ未熟」と言わんばかりに研鑽を続けるのをよしとする傾向があります。その為、良い意味でのガラパゴス化ともいえる状況が起こり、製造業だけではなくサービス業においても世界水準をはるかに超えるサービスを築き上げている事も珍しくありません。
サービス業の良し悪しや売れる売れないは、ほんのちょっとの差で大きく変わることがあります。継続した「Kaizen」視点で、少しの無駄を削除するだけで、大きく化けるサービス業分野はまだまだ沢山あります。「ちょっとここはこうなっている方が便利だよね」「ここはこう変えた方が効率的だよね」をビジネスとして実現していく。案外それだけでも起業するのは可能かもしれません。
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