「牛乳はご飯と合わない」 学校給食から牛乳消える 消費増税の影響も/新潟・三条 – 政経ch
【学校給食から牛乳が消える 新潟】
「牛乳はごはんに合わない」。こうした理由で、1日から4か月間、学校給食から牛乳が消える自治体があります。場所は新潟県三条市。初日の1日、子どもたちから賛否の声が聞かれました。
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新潟県三条市の記事は単にご飯に合わないから牛乳をやめるというだけの記事ですが、牛乳関連記事になると出てくるのが「牛乳=体に悪い」説を唱える変な人たちです。
自分でも牛乳についてサラッと調べてみたのですが、牛乳関連は宗教じみた反牛乳カルトがネット上に沢山あって、何が正しい情報かわかりにくいですね。最初にググってヒットするのが怪しげな整骨院(=医者ではない)とか、自然療法(笑)かぶれの人とか・・・
スウェーデン人を対象にした実験を根拠にして、牛乳を飲むと骨折が増えるみたいに書いている人も多いようですけど、元の研究内容でも指摘されている通り、骨粗しょう症などの骨折危険性の高い人がカルシウムを取るために飲んでいる率が高いから、逆に「牛乳を飲んでいる=骨折する人が多い」となっているだけだと思います。(しかも、あの研究は牛乳を飲んでいない人と牛乳を飲んでいる人を比べるのではなく、牛乳を飲む量が1日1杯以下の人と3杯以上の人を比較しているというわけのわからない区分でやってます。この区分だと牛乳によるカルシウムの摂取量よりも、単に摂取脂肪量による体重の違いの方が影響大きそうです)
他にも乳糖が分解できないから、乳糖の中にあるカルシウムが吸収できないとか言っちゃってる人がいたりしますが、「乳糖 化学組成」でググれば、Ca(カルシウム)が、そもそも乳糖に含まれていない事はすぐにわかりますよ。
乳糖(ラクトース)の化学組成 wikipediaより
更には牛乳を飲むと、カルシウムが奪い取られるとか言い出す人までいる始末。そして関係の無い「アメリカは社会全体で食生活を変えなければならない。最悪の食品は乳・乳製品である」などの都合の良いアメリカ人の発言を引用したりしてあたかもそれが事実かのように信じ込ませようとする。過剰に権威付けしようとするのは詐欺には良くある手口ではあります。
もし牛乳に問題点を挙げるとすれば、カルシウム云々ではなくて栄養が高すぎる、特に脂肪分が多すぎる事でしょうね。牛乳推奨の風潮は戦後の栄養が足りなかった時代の産物という面もありそうですから、仕方が無いのかもしれませんが、栄養過多な現代社会において中高年の年代が常飲するには脂肪分が多すぎる飲み物である事は確かです。もっとも、成長期で活動活発なお子さんが適量を飲むぶんには、それほど問題ではないとは思います。
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