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[広島県竹原市]ローカルなお祭りをビジネス的手法で盛り上げるには?

[広島県竹原市]ローカルなお祭りをビジネス的手法で盛り上げるには?

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たけはら竹まつりで かぐや姫パレード、笹酒の振る舞いも – 広島ニュース 食べタインジャー

竹原市 町並み保存地区にて たけはら竹まつり が毎年ゴールデンウィークに行われ、2013年も3日・4日に開催されています。

たけはら竹まつり は、竹原市の市木である「竹」と特産である「お酒」などをテーマにした 町並み保存地区のイベント。

********** 引用ここまで **********

 

なんだか動画を見ていると微妙に人が少なくて物悲しい気持ちになりますね。まあ、自分は埼玉県秩父市近辺で子供の頃を過ごした事があり、秩父夜祭りなど、人が多すぎて動けないレベルの祭りに慣れすぎてしまっているのもあるかもしれませんが・・・

お祭りから少し話は逸れますが、ビジネスを考えるうえで、まず確保しなければならないのは“お客”です。安直に考えると、ビジネスに必要なのは販売する為の商品や提供する為のサービスと思えるかもしれませんが、状況によっては、そんなものはお客が来て注文をとってからでも用意できるものです。逆にお客がいないと、どんな商売も成り立ちません。

ですから、ビジネスを考える場合は、まず「お客を集める」という仕組みを考える必要があります。この部分がシステム化してないと、ビジネスを永続的に継続するのは難しくなります。

そこで、お祭りの話に戻りますが、ビジネス的に考えると商品である“お祭り”自体にお客を引き寄せる十分な魅力があり、潜在的なお客層に効果的な宣伝が行われていれば、それ以上工夫せずとも、必要なお客は十分に集まりますが、お祭りがローカルなもので、十分な訴求力が期待できない場合は、宣伝したとしてもお客を集める事は難しいでしょう。

今回取り上げた竹原市の「竹まつり」は竹にちなんで「かぐや姫伝承」などを盛り込み“お祭り”という商品の魅力を高める事でお客を呼び込もうと努力している様子は見られますが、かぐや姫という道具立てはあまりにも一般的なお話過ぎて、このお祭りに来なくてはならない動機づけにはなりにくいように思います。動画を見る限り、満足できるほどの結果は引き出せていないのではないかと思われ、費用対効果的にも掛かった費用に見合う程の効果は出ていないでしょう。

このようなお祭りで、お客を引っ張ってくるには「お客が来たくなるように商品の魅力を上げる」のも一つの手ではありますが、結局ローカルなお祭りではお祭り単体でできる魅力の底上げには限界があります。それよりも直接的に「お客が来なければならない理由を作ってあげる」方法の方が効果が高いでしょう。

このお祭りで提案するなら、竹まつりという事なので、竹刀による剣道大会などを企画すると面白いかもしれません。目新しさ及び特異性を出すために体育館内ではなく、あえて広場などを使った野試合という形にしたり、地域で有名な合戦を模した対戦形式にしたりすると、更に魅力が上がるでしょう。

大会という形にすれば、選手+選手の関係者及び応援の人たちという、祭りのお客ともなる人が数十人~数百人ぐらいは必然的に集まりますから、目玉商品を新しく作ると同時にお客まで作れるわけです。費用的にも地域の剣道協会などと話を付ければ、あらためて用意しなければならない道具などは無くなるでしょうし、ローリスクハイリターンが望める方法だと思います。

 

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