【首相記者会見詳報(1)】「この解散は『アベノミクス解散』だ」(1/3ページ) – 産経ニュース
安倍晋三首相は21日、官邸で記者会見し、衆院解散に関し「この解散はアベノミクス解散だ。アベノミクスを進めるか、それとも止めてしまうか、それを問う選挙だ」と述べた。会見の詳報は以下の通り。
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「本日、衆議院を解散いたしました。この解散は『アベノミクス解散』であります。アベノミクスを前に進めるのか、それとも止めてしまうのか。それを問う選挙であります。連日、野党は『アベノミクスは失敗した』と批判ばかりを繰り返しています。私は今回の選挙戦を通じて、私たちの経済政策が間違っているのか、正しいのか、本当に他に選択肢はあるのか、国民の皆さまにうかがいたいと思います」
「2年前を思い出していただきたいと思います。リーマン・ショックから4年もたち、世界経済は立ち直ろうとしていたにもかかわらず、日本だけはデフレに苦しみ、3四半期連続のマイナス成長となっていました。行き過ぎた円高は多くの企業を海外へと追いやり、空洞化が進みました。私の地元、山口県でも若者たちを500人以上雇用していた大きな工場が行き過ぎた円高のために、工場を閉めざるを得なくなりました。どんなに頑張っても、どんなに汗を流しても、どんなに良いアイデアを出しても、行き過ぎた円高のために競争に勝てない。そして多くの、多くの雇用が失われていたのです。失業者は増え、下請け企業は仕事が無くなり、『連鎖倒産』という言葉が日本中を覆っていました」
********** 引用ここまで **********
自分達の国や地域を主導する代議士、政治家を選ぶ際に考えなければならない最大の基準は「現実を見据えた上で日本国民の為の政治が出来るかどうか」という点ではないかと思います。
そもそも論として「日本国民の為の政治」が出来ないのであれば、日本の政治家にはならないで欲しいのですが、たとえば旧社会党や民主党などでは「韓国の為の政治を行います」と公言するような政治家までいると聞き及びますし、公言はしなくても行動を見ると他国のために動いているとしか考えられない政治家も、残念ながら非常に多く存在します。
そのような人たちを排除するだけでも、投票する候補者をかなり絞り込めると思います。
また、「現実を見据えて適切な判断できる人物かどうか」というのも重要な視点です。
“夢”や“理想”や“希望”などといった言葉は、大変耳障りの良い言葉ではありますが、あなたは“夢”や“理想”や“希望”だけをみて、目の前に岩礁が迫っているのも解らない人間に船の船長を任せたいと思うでしょうか?
1億数千万人の人間が乗る巨大な船の舵取りをする船長に、“夢”や“理想”や“希望”など自分自身の脳内お花畑妄想だけしか見れず、現実を把握することができない人間を選ぶとどうなるかは、2009年から3年間も続いた民主党政権において日本人が体験したばかりです。
ついでに取り上げておくと、現実を見えないという点では、共産党なども同様でしょうね。旧ソ連や現在の中国の惨状は、共産主義というモノが、所詮特定権力者集団の独裁の言い訳にしかならないというのを曝け出す事になっています。
さて、現実を見ると、現在は世界レベルで経済需要が低迷しています。高所得地域では商品があっても売れず、低所得地域では当然お金がなくてモノが売れないという状況です。世界各国は競ってお金をダブらせる事で、経済がまわるようにしようと画策しています。まったく成果がないわけではありませんが、期待ほどは経済実態があがらないようです。日本では増税があったのも大きいですね。ただ、流れに逆行しようとすれば、日本だけが沈んでいく事になるだけというのは既に経験してわかっています。
良いビジネス環境の維持、つまり経済の安定した上昇を維持するには、今後は更に微妙な舵取りが必要になります。「世界レベルを俯瞰できる視点を持ち、現実を見据えた上で日本国民の為の政治が出来る人間」を、この衆議院選挙で確実に選び出さねばなりません。
今現在に不満があるからといって、「お灸をすえる」などと言って、もっと駄目な政党や政治家に投票するような事をすれば、どんな有様になるかは2009年以降体験しました。今回の衆議院選挙では、その学びを生かした選挙結果を期待したいものです。
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