鞄の中のスマートフォンが突然爆発。18歳女性が大火傷を負う。(仏) | キャリア | マイナビニュース
職業訓練生のこの女性が所持するサムスン社製のスマートフォンが爆発したのは、今月1日のこと。女性は勤務先の塗装会社の送迎車に乗っていた。後に『Le Matin』紙のインタビューを受けた女性は、事故発生時について「何かが爆発する音が聞こえ、化学薬品のような臭いが広がったことに気がつきました。その後、私のズボンが突然燃え出したのです」と生々しく説明している。
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もともとリチウムイオン電池は電圧的に常用領域と危険領域が近接していて、極めて高い精度で電圧を制御しないと爆発や発火といった事故を起こし易い電池ではあります。高い制御技術を実現するには、問題が生じたら、それを自分の問題と受け止めて改良に改良を重ねていく姿勢が必要なわけですが、「自分は悪くない、悪いのは自分以外の誰か」的な態度が基本にある人が管理をすると、「高い精度で制御」という技術を十分なほど高めるのは難しいのではないかと考えられます。
韓国企業が「自分は悪くない」的な姿勢を示すという例は、最近、米サンフランシスコ国際空港で起きたアシアナ航空事故でもよく表れています。アシアナ航空の“最高責任者”である社長は事故会見で「責任は全て機長にある」と言い放ちました。機長に重い責任があるのは事実ではありますが、個人だけに責任を被せてしまうと、会社としてこのような事故を防ぐにはどうしたらいいかというシステム的な改良には結びつかないわけです。
特に例に挙げた航空機事故は「訓練教官資格を先日取ったばかりの訓練教官としては未熟な機長が更に飛行時間が極めて少ない未熟な副操縦士に高難易度の技術が必要な空港で訓練を兼ねて着陸をさせたから起きた事故」という事例ですから、尚更会社としての改善姿勢が問われます。
結局のところ、この「自分には責任はない。悪いのは自分以外の誰か」という基本的姿勢が治らない限り、爆発事故にしろ墜落事故にしろ、今後も続発する事になるのでしょう。利用者としては、危険なものは出来る限り避けるという事で対処するしかないと思います。
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